Complete text -- "鬼塚幹彦君と痛飲"

12 January

鬼塚幹彦君と痛飲

 インターネットを利用して、知識や文化を広めようというビュールタウスという組織に加わっています。その同人の会合が東京都世田谷区松原の本部で開かれたので、出席しました。

 ビュールタウスは中高校生向けのあすなろ・オンラインと、社会人向けの文字通りビュールタウスという名前のホームページからなりたっています。その精神はあすなろ宣言を参照していただきたいのですが、要するにその目指すところは予備校やカルチャーセンターが目玉の飛び出るような値段で開いているのと同等の、いやそれ以上の講義を、インターネットを通じて、学生がお小遣いで払える位の安い授業料で全世界に配信するということです。あすなろ・オンライン代表をつとめる畏友・鬼塚幹彦君の活動ぶりは、読売新聞の教育ルネッサンスでも紹介されました。

 現在、あすなろ・オンラインの講義はすべて音声(または音声+電子黒板)で提供されています。この日の会議では、これに加えてビデオ講義の開始を決定しました。あすなろ・オンラインは12時間の講義を980円で流しているので、ほとんど同人のボランティア精神で維持されているようなものなのですが、「ビデオ化は時代の趨勢であり、生徒に喜んでもらえるのなら踏み切るべきだ」という意見が多数を占めました。動画を処理するには、いまの中古パソコンではいかにも非力なので、同人から集めたお金のうち20万円を新しいコンピューター導入の費用としてあてることになりました。

 30回で一区切りついた形になっている鬼塚君の無料講座「英作文クラブ」については、参加者から継続を要望する声が多数寄せられていることが報告されました。これに対して、鬼塚君も「参加者から毎回寄せられる答案にすべて自分で目を通して解説を書くのは、正直に言って大変な作業だ。しかし、それほど多くの人から続けてほしいという声が出ているのであれば、少し簡略化してでも続けたい」と発言。今後、新学期の再開に向けて細部を詰めることになりました。こういう講座は、タイトルに有名講師の冠をかぶせていても、答案のチェックはアルバイトの学生が行っている場合が少なくないのです。鬼塚君の骨折りには本当に頭が下がります。

 会議終了後、鬼塚君と渋谷の「天狗」で新年会。鬼塚君によると、正月はプレイスから出る「英語マニュアル」の執筆に没頭していたそうです。同書はかつて代々木ゼミナールから出版されながら、長く品切れとなりていた「幻の名著」の新装版。読みやすくするため、かなり修正・加筆しており、分量的には1〜2割増える見込みということでした。この後には、やはり絶版となっている「基本英文108」もプレイスから新装版を出すということで、同社の山内昭夫社長と話がついているのだそうです(ページ数を倍増し、解説を詳しくするそうです)。鬼塚君は、「基本英文」をテキストにした英作文の講義をあすなろオンラインで流すと、楽しげに語っていました。

 
23:45:47 | journalist | |
Comments

123123 wrote:

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06/15/13 03:57:17

123123 wrote:

高級デリヘル呼ぶ前の準備
06/15/13 03:57:18
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